■RRDB-300型リターダ・ブレーキ装置の特徴

 
 RRDB−300型リターダ・ブレーキ装置は、ねじりカム方式によるクラッチブレーキ複合装置である。したがって、各種移動体の速度変動に対して一定速度を維持できる機能を持っている。即ち、移動体の荷重変動をベルトコンベアーの駆動軸の回転数変動として入力し、決められた回転数を保つ自動制御装置である。 その特徴は次のようである。

(1) 大きなトルクに耐え(直径300ミリのブレーキディスク)、連続使用にも耐えると同時に減速時の発熱温度が小さいことを特徴とする。
(2) 空転トルクが小さい。(レリーズ機能を持ったオーリングの弾性力の作用でクラッチの切れをよくしている)
(3) ねじりカム方式によるディスク面の圧力制御(押し込み力)により、ブレーキ力の強弱が自由に設定可能である。(パルスモーターによる制御)
(4) 停電及び不意の電源遮断時は、電磁スイッチ「OFF]による機械式ブレーキでスムースに停止する。(無停電電源装置を不要とする)
(5) 摩擦体の磨耗に対してソフト的な調整で保守管理が容易である。
(6) 摩擦境界面の回転速度が従来型ディスクブレーキの2分の1である為、比磨耗量が小さく、耐久性に優れている。
(7) 色々な振動対策として、各部の組み付けボルト、ナットのゆるみ止めをステンレス鋼線による結束によって行う。(物理的に緩まない)
(8) 駆動シャフトのスプライン部の給油は、自動給油でグリスアップは不要である。

RRDBリターダブレーキ装置の新技術概要 
RRDB-300型リターダブレーキ装置の設計概要
RRDB-300型リターダブレーキの特徴




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